18日目:蛮神イフリート

イセムバードさんから貧民に見える衣装を貰って、おとり捜査です。
サンクレッドさんと共に、貧民がたむろしていると情報を得た水場で待ち構えていると、一人の司祭が声を掛けてきました。

しかし、その顔を見て、サンクレッドさんはすぐに司祭の正体を看破しました!

――って、またお前かーーーーい!!!
まさかガラの悪い商人ではなく、本当に悪い商人だったとは……いや、ウルダハ市内で女性にイチャモン付けてた時点で悪い奴か……。
どうしてこんなことをしたんだと詰め寄るサンクレッドさんに対し、ガラの悪い商人改めウグストは、故郷のゴールドバザーを守るためにアマルジャ族と取引をしたのだと訴えます。初めは鉱山の採掘スケジュールをアマルジャ族に流していたのが、いつからか人間を渡すように言われ、困った挙げ句に貧民を拐かすようになったのだとか。それも、金払いが良いからと理由で――。

キサマーーーー! ベネジャーを見習え!!! 彼は真っ当な手段でゴールドバザーを盛り上げようとしているぞ!!!

うーん……同じ土地の出身でも、かなり対照的な二人ですね……。
一昔前は近くの鉱山が流行って、かなり繁栄したためゴールドバザーと呼ばれるようになったんだしたっけ? それが今は寂れてしまって、今一度、昔の姿を取り戻したいという気持ちは同じはずなのですが。
どんな理由があるにせよ、無辜の民を誘拐してアマルジャ族に引き渡していたことは許せません。しっかり罪は問わなくては。お縄じゃ、お縄じゃーい。

事件の首謀者を捕まえたので、次は行方不明になっている貧民達の居場所を突き止めねばなりません。
ウグストをおとりに使い、彼がアマルジャ族と取引きするタイミングで不滅隊と共にアマルジャ族を捕縛、貧民達の居場所を吐かせるという寸法です。サンクレッドさんは別件で遅れて来るということなので、暁メンバーは自分一人で不滅隊の人達と行動です。
取引き場所に身をひそめ、ウグストと取引きをするために現われたアマルジャ族を捕まえ――って、なんかただの取引きにしてはアマルジャ族の数多くありません??? ……って、逆に取り囲まれた!!!

ぐああー、不滅隊の中に内通者がいました……。このやろう。めちゃくちゃ悪い顔しやがって……。

奮戦するも、多勢に無勢。不滅隊の人は倒れ、自分もアマルジャ族の魔術師みたいな人が放った光弾に撃たれ昏倒してしまいました。
次に目を覚ますと、暗い洞窟の中。不滅隊の人達の他、行方不明だった貧民達もその場所にいました。不滅隊の人が言うには、蛮神イフリートの生け贄に捧げられてしまうみたいです。
え、ええー……生け贄って……食べられちゃう感じです? めっちゃ嫌だ……。しかし、システムの仕様上一人で逃げる訳にもいかず――

儀式は始まり、蛮神イフリートが召喚されてしまいました。

おおー、かっこいいー。今まで見てきたイフリートとは、また違ったデザインですね。黒く、硬化した皮膚が炎に照らされ、鈍く光を反射させる様が、禍々しさをより助長している感じです。


召喚されたイフリートが口元から青い炎を燻らせたかと思うと、我々目がけて炎を吐き出してきました……!
いやー! 燃やされるーーー! と思ったら、何ともありません。他のみんなは? 無事???

一応無事みたいですが、何だか様子が変です。皆一様にイフリートを崇めています。どしたー?
周りの様子に不思議がっていると、逆にアマルジャ族に不思議がられました。え、え、何が起こっているの?

テンパード? 何ソレ。


「天使い」って、また出て来た……。

頭の中が疑問符だらけですが、蛮神イフリート戦です! 長くなったので次回に続く!(ええー)