すごい専門家達の知識と技術で、ウネとドーガ、そしてネロが捕らわれた闇の世界への入口――ヴォイドゲートが開いた。
という訳で、クリスタルタワー攻略も終盤です。
数日前から攻略サイトや攻略動画を見て予習をしていましたが、ギミック全部覚えるの無理ぃ……!
でも、ここで二の足を踏んでいても話は進まないので、えいやっと挑戦してきました。(今まで挑戦したCFの中で、一番シャキ待ちが長かった)
パーティへの貢献度はさて置き、なんとか床ペロせずにクリアできたよ~。
しかし、闇の世界の大将たる暗闇の雲を倒したものの、捕らわれた三人の姿が見当たりません。
困惑の表情でグラさんが呼びかけると、聞き覚えのある皮肉交じりの声が聞こえてきました。
――って、ネロぉ!? その姿は一体……。なんか、見るからにやばそうなんやが……大丈夫なの?
ドーガによると、契約のせいでアラグの皇族の血を引くウネとドーガに手出しが出来ない暗闇の雲が、二人を始末するために差し向けた他の妖異達を、ネロが命がけで退けてくれていたとのこと。
その妖異達の攻撃を受けすぎて体内のエーテルが乱れ、ネロの肉体は闇の世界から侵食を受けているのだとか。ええー。
シドを超えたいっていう目的のためだとは思うけど、それだけでここまで出来ないよな……。ネロ……。
ウネとドーガは、使命を果たすことが出来ると安堵の表情を浮かべますが、その時、倒したはずの暗闇の雲が、怒りの声を発します。
自分達がいる空間は、暗闇の雲の闇そのもの。彼女を完全に消し去ることは不可能に等しいだろう、とドーガ言います。
でも、暗闇の雲は、今、その姿を形作ることが困難なほどに衰弱していることも事実。そのため、ザンデが交わした契約を破棄して、闇の世界とクリスタルタワーとの繋がりを断つことが出来る、と。
ウネとドーガの言葉には、彼らが共にエオルゼアに戻ることが出来ないという意味も含まれていました。
クリスタルタワーを封印するためには、アラグの皇族の血を引く二人の力が必要です。
ウネとドーガに訴えるグラさん。その時、暗闇の雲からの攻撃が、グラさんへ向けて放たれました。
しかし、その攻撃は無効化され、グラさんは無傷。その光景を見て、ウネとドーガは確信したとばかりに顔を見合わせます。
やっぱりグラさんもアラグの皇族の血を受け継いでいたみたいです。
長い時を経て、薄れてしまった血が、ウネとドーガによって補われ、一時的にクリスタルタワーを制御する力がグラさんに宿りました。
両目が紅く……!
心残りはあるものの、ウネとドーガにこの場を託し、残りの三人で脱出を図ります。
ウネとドーガが契約の破棄を進めていくにつれ、出口は次第に小さくなっていきます。
脱出を急ぐ一行ですが、傷を負っているネロは道の途中で膝をついてしまいました。
足を止めるグラさんに、構わず先に行けと怒鳴るネロ。
ここでお別れなのか、ネロ……? と不安の虫が顔を出したところで、彼の身体に異変が起きました。
闇に侵食されていた身体が、元の色を取り戻し――
ネロ、復活!
今がチャンス!と、出口たる光に向かって再び走り出すネロですが、縮小が始まっていた光に届くにはタイミングが遅く……
間に合わないのか!?と思ったその時、力強い手が光から伸びてきました……!
なんなんだ、このおっさん達の友情は――!
ウネとドーガを連れて帰ってくることは叶いませんでしたが、ネロを救出し、世界崩壊を防ぐ手立てに見通しが立ちました。
再び休息も兼ねて調査地へ戻ろうという話になり、一旦クリスタルタワーを後にします。
皆に続いて撤収するヒカセンの背を見て、グラさんが言葉を漏らします。
え、え……なんか、いなくなっちゃう人の発言をしていますが!?
闇の世界からの脱出の間際、グラさんに「未来へ繋いで」と語りかけていた言葉。
クリスタルタワーを危険なものとして封印するのではなく、後世の人々の役に立つものとして残すことが未曾有の大地震――第四霊災に巻き込まれたアラグ人の望みであり、その想いを受け継ぐのが自分の役目だとグラさんは語ります。
うう……同じ赤髪仲間として、親近感を抱いていたのに……。お別れが辛いです……。
でも、これは悲しい別れではなく、未来へ希望をつなぐ別れだと、皆は晴れやかな表情でグラさんを見送ります。
さようなら。
さようなら、グラさん。
もっと、貴方と冒険がしたかった。語り合いたかった。
まだ割り切れていない部分もありますが、シルクスの塔の扉はグラさんの意志の如く、固く閉ざされてしまいました。
一方、クリスタルタワーの外では、厄が落ちたような顔でネロが佇んでいました。
ネロはネロで、自分の中の蟠りと折り合いをつけることができたのでしょうか。
これにてクリスタルタワー挑戦編は終わりです。
24人で挑むダンジョン!?と戦々恐々としていましたが、何とかクリアできて良かったぁ……。
あと、クエストのストーリーめっちゃ良かった!!
突如として現れたグラさんに、最初は「この人何なんだろう……?」って感じでしたが、最終的に別れるのが惜しくなってしまうくらい好きになったし、
ネロの人となりというか、ただ敵対していただけじゃ分からなかった人間性が見れて、愛着が湧きました。
とりあえずこれで、蒼天編に進めるかな?